余生日記

人生をだらだら楽しみたいやつの日記

来世も間違いなくいい人生

うちの兄ちゃんのスポーツのチームの1個後輩の子が、お前のこと嫌いだと直接言ってきたという話を聞いた。私は見ていたわけじゃないからどんな感じのニュアンスだったかもわからないし、うちの兄ちゃんは兄ちゃんで友だちもたくさんいるしチームでもうまくやれているからまったく心配はしていないんだけど、夫がちょっとだけそれにかちんときたらしく「お前のことを嫌いなやつは一定数いるだろうけど別に仲良くしてやる必要はないよ」というようなことを言っていた。私はわりと軽めに「あの子すぐそういうこと言うからな〜困った子だよな〜」なんて笑ったりしたんだが、そんな夫と私に対して兄ちゃんは「でもあいつは俺より先にチームに入ってるしプレーもうまいから、俺は嫌いになりたくない」と、納豆ごはんを食いながら静かにつぶやいたのであった。
えっ……徳が……高すぎない……? なんで……? なんでそんな発想に……? ええこと言って私にほめられたい? のかと一瞬思ったがそんなこと考えるやつではないんだよな。なんでそんなこと言うてくるやつのプレーをほめられるんだ……? 徳がたっけえ……そこそこ恵まれた環境で(極端に困窮せず衣食住が満ち足りているという程度の意味)まっすぐ生きていて努力がちゃんと報われている人間ってこんなふうになるんだなと改めて思ったしできればずっとこのままでいてほしいから、今後もますます親として陰ながらがんばらないとなあと気が引き締まった。いやそりゃ親の力なんて微々たるもんだと言う人もいるし子どもなんて勝手に育つのかも知れないけどやっぱりさ。あるじゃんかよいろいろ。
つくづく彼と私は全然違う人間すぎる。似ているところといえば顔の特徴のなさくらい。そんなところは似なくていい。彼は小学校最後の夏休みいろいろなことをしたいらしいのでまあできる限りさせてやりたい。とりあえず来週友だちと電車に乗って出かけるらしく、その資金として1万円くれとせびられている。

えっ……そんな金かかる……? 関東の子どもの遊びこっわ……道では3000円あればじゅうぶん足りたべさ……関東なまらゆるくない……でもまあ金ってすべてを解決しますからね。持ってればとりあえず安心ですよ。釣りは回収させてくれよな。