余生日記

人生をだらだら楽しみたいやつの日記

飴が敷かれてるのがすごいのだ

スポーツの練習から帰ってきた兄ちゃんの元気がなかったのでどうした? と訊いたがはっきりした答えが返ってこない。経験上こういうときは何でもなくはないから、わりとしつこめに訊いてしまう。どうした? 何か嫌なことあった? 喧嘩でもした? と訊き続けた。すると兄ちゃんは言ったのだった。ほっといて、と。嫌な言い方じゃなかった。めっちゃ囁き声みたいな感じのほっといて、だった。これは記念すべき初ほっといてである。でも考えてみれば私がどう考えてもしつこかった。もちろん元気を出してほしい、困ったことがあるなら相談にのりたいっていう気持ちではあったけど、兄ちゃんは明らかにそれを欲していないときだった。いくら自分では善意だと思っていても、受け取る相手の気持ちひとつでただのおせっかいやうざ絡みってことになってしまう。兄ちゃんはやさしいと思う。ほっとけよ! でもうっせえよ! でもなくウィスパーのほっといて、だったからなあ。その後ゲームやらタブレット学習などしてずいぶん回復したようだったから、寝る前にしつこいよなと思いつつも体調不良ではないんだよね? と最終確認すると、何があったかを話し始めてくれた。ほんとうにしょうもないことなんだけど、と、帰り際の友だちとのちょこちょこっとしたやりとりで少し傷ついたのだと教えてくれた。そうかあ、と傾聴し、脚のストレッチを一緒にして寝た。兄ちゃんとの関わり方においては今が正念場だと思っている。よく考えて行動しなくてはいけない。それはそうとずっと探していたクリスピーサンホルンという神菓子パンをだめもとで立ち寄ったスーパーで見つけた。これは神の味。シュークリームっぽい。これで私が買ったクリスピーサンホルンは累計5個となった。