余生日記

人生をだらだら楽しみたいやつの日記

神様もみんな馬鹿

早見和真『店長がバカすぎて』を読んだ。面白かった! んだけど、書店の店員ってこんな大変なんだ……うわあ面倒くさそうで嫌だな……って読んでいる間ずっと思っていた。正社員の頃は「売るためにどうすればいいか」みたいなことを考えるのが本当に嫌だった。仕事をするのは好きじゃない。当時のいやーな気持ちをそこはかとなく思い出した。この本の中にもあったけど、どうして店長って馬鹿なんだろうね。馬鹿が店長になるのか店長になると馬鹿になるのか。今の職場の初代店長は馬鹿じゃないが、次期店長は馬鹿だ。でも私はさほど嫌いじゃない。初代店長が馬鹿しゃないおかげで私のようなものは救われているんだけど、次期店長はそのままでいい。馬鹿でいいと思う。昔勤めていた会社は店長も馬鹿だったが社長が稀代の大馬鹿野郎だった。あのレベルはそうそういないんじゃないかな。社員旅行も飲み会も食事会も会議もすべてがうっとうしかった。ああ嫌なことばかり思い出す。とっても面白い小説だった。初めて聞いた作家だったけど今後もまた読むと思う。